茨城県とデジタルハリウッドが連携!教育現場のDXを加速
デジタルハリウッドアカデミーではこの度、茨城県からの委託を受け、2025年8月より「茨城県 高等学校DX加速化推進事業 域内横断的な取組支援業務」を担当することが決定いたしました。
この画期的な取り組みは、茨城県内の教員が生成AIをはじめとする最先端のデジタル技術を習得し、それを教育現場で積極的に活用することで、次世代を担うデジタル人材の育成を強力に後押しすることを目的としています。
DXハイスクールとは?高校教育におけるデジタル人材育成の全国的な動き
文部科学省が主導する「高等学校DX加速化推進事業」、通称「DXハイスクール」は、
高校段階でのデジタル分野教育を強化し、社会全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える人材を育成するための、全国規模の重要なプロジェクトです。
この事業では、情報教育や数学教育を重視したカリキュラムの導入や、
ICT(情報通信技術)を活用した文理横断的な学びを支援しており、全国で1,191校(令和7年度時点)が採択されています。
茨城県との取り組み:AIと教育を融合させた「学びのDX化」
茨城県では、県内の情報科教員の専門性を高めるだけでなく、教職員全体の生成AIリテラシーを向上させることを目指し、県を挙げてデジタル教育の質的向上を図ります。さらに、この先進的な取り組みを全国に発信することで、茨城発の教育DXモデルを確立していくことを目標としています。
具体的には、以下の6つのプログラムを展開し、多角的に教育現場のDXを推進します。
学びと発信を一貫サポートする支援
デジタルハリウッドは、教員研修から成果発信まで、教育DXのあらゆる側面を一貫してサポートします。
①「情報Ⅱ」教員研修
最新の学習指導要領に基づき、数理・データ・AI活用を前提とした実践的な研修を実施します。
特別な設備がなくても授業で活用できる教材を工夫し、情報科以外の教員にもAIやプログラミングの楽しさを伝えていきます。
②生成AIリテラシー研修
デジタルハリウッドが提供するオンライン講座「プロンプトエンジニアリングマスター講座」で培った豊富なノウハウを基に、
新たな動画教材を開発。生成AIの基礎知識から、校務や授業での具体的な活用事例まで、教育現場で安全かつ効果的にAIを使いこなすためのスキルを提供します。
③先端技術・教育機関の視察
首都圏の先進的な企業、大学、高校を訪問し、最先端の教育プログラムを体験。そこで得た知見や学びを、茨城県内の教育現場へと還元していきます。
④実践事例共有会
オンライン形式で、県内のDXハイスクール採択校がそれぞれの取り組み事例を発表し、成功体験や課題を共有します。
これにより、学校間のネットワークを強化し、連携を深めることを目指します。
⑤生徒による発表会
茨城県内外のDXハイスクール生徒が、デジタル探究活動の成果を発表します。
リアル会場とオンライン配信のハイブリッド形式で開催することで、より多くの高校生や保護者にその成果を届けます。
⑥PR動画制作
県内採択校の取り組みや成果をまとめたPR動画を制作し、茨城県の教育DXの先進的な取り組みを全国に向けて発信します。
「教育×DX」で地域の未来を育む
デジタルハリウッドアカデミーでは、全国で展開される高校DXプロジェクトの中でも、現場に根ざした“実践型支援”を最も重視しています。
今回の茨城県事業では、教員、生徒、そして地域が一体となって学び合う“共創型DX教育モデル”の実現を目指します。
このような取り組みにご興味をお持ちの学校様・団体様におかれましては、ぜひお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。