「メタバース」学習効果にどう影響?アバター生成・装着アプリケーション「beCAMing」を活用した専門学校と初の実証授業を開始
お悩み新しい教育方法の模索
デジタルハリウッド株式会社とFSGカレッジリーグ国際アート&デザイン専門学校(A&D)は、教育の質を高めるためにオンライン授業と対面授業の二項対立を超えた新しい方法を模索していました。また、メタバースを活用した授業の学習効果を検証する必要がありました。さらに、ICTを活用した効果的な授業の在り方を専門学校で進めるための具体的な取り組みが求められていました。
施策メタバース授業の導入
デジタルハリウッドとA&Dは、アバター生成・着用アプリケーションbeCAMingを活用し、「メタバース授業」の実施に向けて連携を開始しました。その先駆けとして、2022年5月23日にbeCAMingを使用した特別授業を福島県郡山市の専門学校で実施しました。授業のゴールは、学生がオリジナルのアバターを着用し、オンライン上で2分間のプレゼンテーションを行うことでした。授業ではアバターを通じたコミュニケーションの変化についても講義が行われました。
成果アバター授業の効果
参加した学生たちは、アバターを通じたコミュニケーションに積極的になり、授業中のリアクションや意欲的な姿勢が見られました。授業満足度は平均4.7点(5点満点)と高評価を得ました。学生からは、アバターを使用することで授業が受けやすくなり、発言しやすくなったという声が寄せられました。教員からも、学生の満足度が高く、意欲的に取り組む姿勢が見られたと評価されました。今後は、アバターを使ったオンライン授業や配信などでのさらなる活用が期待されています。